エントロピー
は増大していく。そういうものである。人間のやるべきこととは、エントロピーを収束させることかもしれない。
つまり、生活をしていると部屋は汚れていく。新しいダンボールが増え、洗い物は溜まり、洗濯物は溜まり、取り込んだ洗濯物はソファの上に放置される。そうして増大しきったエントロピーを収束させる。ダンボールはリサイクルに出し、部屋は掃除機をかけ、洗濯機を回し、放置された洗濯物をたたむ。それはとても辛い行為だが、一方で妙な快感がある。
仕事もそうかもしれない。放っておけば次々にやることが溜まっていく。状況は変化し、未整理のものが増える。そういったものを整理して、タスクを減らしていく。
そういえば、あれもそうだな。最近ハマっているゲーム。オーバークック。あれも溜まっていく注文に対してやることを整理し、作業し、こなしていく。そこに妙な快感がある。
俺は、前に住んでいた部屋が汚れきってしまって掃除ができずにいた。増大しすぎたエントロピーは収束させることができない。その一方で、大きすぎるように見えるエントロピーも、分析していけば案外大したことがないこともある、と仕事をしていて学んだ。エントロピーを収束させる。こういった行為を大切にしたい。
2021/10/08
よーし明日は休みだ。休みが休みらしく感じられるここのところ。良い。
今月の目標はいらない目標を立てないこと
今週のお題「今月の目標」
だそうです。なかなか厳しいお題ですよね。目標、立ててますか。私は立てておりません。
そうは言いましても、私もかつては今月の目標というものを立てておりました。けっこう真面目に考えて、むりめなやつは都度修正したりして、達成できなかったらなんでできなかったんだろうと考えたりしました。
でも、無理なんですよね。だいたい達成できないんですよ。目標って。俺の意思が弱すぎるのかな。皆さんは達成できてるんですかね。無理ですよね。そうですよね。
それで、無理だったら目標を下げていくしかないんですけど、そういう現実と向き合うのもけっこう無理なんですよね。俺はだめだって気持ちが高まるばかり。で、いつのまにかやめちゃう。
なので、極力、目標は立てないことにしました。心の平穏のためです。いらない目標は立てない。
そういえば、このブログもまいにち書くぞっていう気持ちを持って始めたのでした。それも目標ですよね。でも、ぜんぜんまいにち書いておりません。まいにち書くってのはここでは便宜上、目標ではないことにしますので、目標を達成できてないわけではありません。あぶねえあぶねえ。目標にしてたらまた心が傷つくところだった。
まあでも、目標を立てることを否定してるんじゃないんですよ。なんていうのかな。仕事でいついつまでにこういうシステムを納品してねって言われたら、それは目標になるわけですよ。そこに向けて細かい目標というか、計画を立ててがんばるわけですよ。仕事じゃなくても、例えば何月何日のあのイベントに出るぞってなったら、そこに向けて準備したら練習したりするわけじゃないですか。そういう感じで、生きてると目標って勝手にできてくわけです。
で、目標に向けてがんばるってなかなか辛いことなんですよ。特に、達成できなかったときの自己否定感ってのはやばくて、やってたことを嫌いになっちゃったりする。
だから、これが今月の目標だ!みたいのを作ると傷つく機会を増やすだけに思えて、やめてるわけです。生きてて自然にできていく目標だけで良い。意思が弱い人間の言い訳なんですけど。
2021/10/01
リモート飲み会をやった。友人が結婚したのでずっと彼を褒めちぎる会だったのだが、おもったより楽しい会になったと感じた。俺は自分に迷惑がかからない限りは他人に否定的な気持ちを持たないので、こうやってずっと他人を褒めてるのは悪くないやり方なのかもな、とまで思った。
2021/09/30
MONOは消えるよな。素晴らしいよな。
ぬるっと、忙しいようなそうでもないような、そんな日であった。今日で9月が終わる。明日から10月になる。そんな中、明日は休みをとっている。月初とはやばい。休まるだろうか。不安を抱えながらいろいろうろうろする予定である。
2021/09/29
仕事が忙しい。のはおかしいことで、徐々に状況が良くなっているのだから、やることも減っていかないとおかしい。つまり、落ち着いたらやろうと言っていたあれこれがあって、たぶん他の人にもあって、そういったものが一斉に動き出したから忙しいのだ。
というわけで、無視できそうな仕事は積極的に無視していくことにした。明日やろうはばかやろうだ、と俺が高校生くらいのときテレビが言っていた。大人になった今は、先輩が言っていた、明日できることは明日やろうという言葉の方が胸に響く。
無視といえば忘れられない思い出があって、20代前半ぐらいの頃、ある先輩社員が俺の席に来て、俺の上司が書いたプログラムを見せて、パフォーマンスチューニングをやってほしいと言う。
俺の上司は怖い人だったので、こういったことはままあった。で、どんな条件で実行されてるんですか?と聞くと、なんと実行したことは一度もないと言う。
実行したことはないが、このプログラムは遅い気がする、客は納得しないだろう、だからチューニングしてくれ、と言う。
俺が、それはおかしいですよ、普通は何件どれくらいかかるけどこれぐらいまで縮めないとまずいというのがあって、そこを目指してチューニングするので、実行したこともないなどとは論外ですよ、と言うと、「じゃあ1万件1秒!」と力強く宣言する。
俺はわかりました、と言ってこの依頼を無視することにした。
この依頼は無視したが、その後、特に何かを求められることもなく、今もその先輩とはそこそこ良好な関係を築けている、と思う。俺の中にこの人の話に深入りするのはやめようという決心だけが残されている。