骨格標本展示会場 第2展示場

まいにち書くぞ。

2021/09/29

仕事が忙しい。のはおかしいことで、徐々に状況が良くなっているのだから、やることも減っていかないとおかしい。つまり、落ち着いたらやろうと言っていたあれこれがあって、たぶん他の人にもあって、そういったものが一斉に動き出したから忙しいのだ。

というわけで、無視できそうな仕事は積極的に無視していくことにした。明日やろうはばかやろうだ、と俺が高校生くらいのときテレビが言っていた。大人になった今は、先輩が言っていた、明日できることは明日やろうという言葉の方が胸に響く。

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無視といえば忘れられない思い出があって、20代前半ぐらいの頃、ある先輩社員が俺の席に来て、俺の上司が書いたプログラムを見せて、パフォーマンスチューニングをやってほしいと言う。

俺の上司は怖い人だったので、こういったことはままあった。で、どんな条件で実行されてるんですか?と聞くと、なんと実行したことは一度もないと言う。

実行したことはないが、このプログラムは遅い気がする、客は納得しないだろう、だからチューニングしてくれ、と言う。

俺が、それはおかしいですよ、普通は何件どれくらいかかるけどこれぐらいまで縮めないとまずいというのがあって、そこを目指してチューニングするので、実行したこともないなどとは論外ですよ、と言うと、「じゃあ1万件1秒!」と力強く宣言する。

俺はわかりました、と言ってこの依頼を無視することにした。

この依頼は無視したが、その後、特に何かを求められることもなく、今もその先輩とはそこそこ良好な関係を築けている、と思う。俺の中にこの人の話に深入りするのはやめようという決心だけが残されている。